2011.04.06 (Wed)
ゴッホの 糸杉 もみの木
12 まことに、あなたは喜びをもって出て行き、安らかに導かれて行く。山と丘は、あなたがたの前で喜びの歌声をあげ、野の木々もみな、手を打ち鳴らす。
いばらの代わりに もみの木が生え、おどろの代わりにミルトスが生える。
これは主の記念となり、絶えることのない永遠のしるしとなる。」
2700年程前に、イザヤがこの文章を書いたとき、どんな植物を目にしていたのでしょう。
もともとはヘブライ語で書かれていた旧約聖書です。日本語に翻訳するときに、訳によって違いがあるようです。
ここには4種類の木の名前が出ていますが、今日は新改訳で「もみの木」と訳されている木について注目してみました。

もみの木 とは 他の訳では 糸杉、 松樹(まつのき) Cypress trees と書かれていました。
- もみの木といえば、クリスマスツリーに使われていますねーー もみの木は「マツ科」モミ属}の植物だそうです。だから文語訳では「松樹」と訳されているのでしょう。
- 糸杉といえば、ゴッホの作品にいくつか描かれていましたねーー聖書に出て来る木であることは、ゴッホもその絵を評価した当時の人々も当然知っていたことでしょう
ゴッホの他の作品にも聖書に出て来る植物の絵があるようです。 「アーモンドの花」とか
- 糸杉は、よく調べてみたら、「糸杉は、ヒノキ科イトスギ属の針葉樹で、南ヨーロッパ原産です。学名をCupressussempervirensと言うとのことです。」英語の Cypress trees とよく似ています。
ということは、日本語で訳されている部分を見るだけでは、どんな木か混乱してしまいそうです。
次の機会にもう少し調べてみることにしますが、この箇所では2組の植物の名前が平行して書かれていますが、二つで一つのことを言っているのでしょう。内容に注目する必要がありそうです。
イザヤ書55章1-13節のうち後半を紹介します。
55:9 天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。
55:10 雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。
55:11 そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。
55:12 まことに、あなたは喜びをもって出て行き、安らかに導かれて行く。山と丘は、あなたがたの前で喜びの歌声をあげ、野の木々もみな、手を打ち鳴らす。
55:13 いばらの代わりにもみの木が生え、おどろの代わりにミルトスが生える。これは主の記念となり、絶えることのない永遠のしるしとなる。」
「わたし」 「主」 は、神、イエス・キリストのことです。
「あなた」 「あなたがた」 は神のことばを聞いている人、私、私たちです。
震災、津波、原発事故などのニュースで落ち込みそうになるところが
神のことばによって、慰めと励ましが与えられて、今喜べることができて嬉しいです。
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アーモンドの花や、アネモネ等の絵が見れるサイトです
http://77lempicka.blog103.fc2.com/blog-entry-120.html
関西学院大学の構内には聖書の植物が植えられているようです。
http://www.kwansei.ac.jp/yoshioka/yoshioka_000703_2.html
こちらは西南学院大学の植物園
http://www.seinan-gu.ac.jp/shokubutsu/